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教授挨拶

金沢大学医薬保健研究域 医学系・教授
山下 太郎

就任ご挨拶

金沢大学医薬保健研究域医学系 消化器内科学
教授 山下 太郎

この度、初代教授である金子周一先生の後任として、2022年9月1日より、消化器内科学教室を担当いたします山下太郎でございます。

消化器内科学教室は令和元年の金沢大学内科の臓器別再編に伴い発足し、130年超の歴史を持つ金沢大学第一内科の第18代教授、金子周一先生が初代教授を務められました。私が2代目を担当させていただくことになりますが、今後も教室員一同、高い専門性を持ちながら全人的な医療を提供する臨床、最先端の技術を用いたオリジナルな研究、切磋琢磨しながら常に自ら成長することができる教育、そして地域・国際貢献に全力で努めてまいりたいと思います。

消化器は大きく、食道、胃、十二指腸、小腸、大腸、肛門からなる消化管領域と、肝臓、胆嚢、胆管、膵臓からなる肝胆膵領域があり、人体最大の臓器群を形成しています。さらにこれらの臓器は血液や神経を介してお互いに、あるいは脳など消化器以外の臓器とシグナルを伝え合う臓器連関を行っています。消化器病の原因は幅広く、酸、感染症、内分泌代謝、血管、自己免疫、悪性腫瘍、精神的ストレスに至るまで多様な病因からなる複雑な病態を形成します。

診療では、1)全消化器領域の悪性腫瘍、2)慢性肝炎、肝硬変、3)炎症性腸疾患、4)急性膵炎、慢性膵炎、5)胆石胆嚢炎、胆管炎、6)感染症、7)酸関連疾患など、多くの疾患に対し、最先端の医療知識、技術を用いて、本邦をリードする消化器内科医療の提供を目指していきたいと思います。

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教育では、消化器専門医である前に内科医であろう、のスローガンをもとに、ベッドサイドでの医療面接、身体診察を重視、専攻医一人一人が全人的な医療を提供することができるような教育体制をとっています。さらに最新、最高の消化器内視鏡技術、世界最先端の肝胆膵疾患の診断、治療を身に着けられる研修プログラムの充実を図っています。研修医、指導医、スタッフそれぞれが切磋琢磨し、自ら成長することができる教育研修の実践を行っていきたいと思います。

研究では、1)常に世界最先端の分子生物学的技術を駆使して疾病発症の分子基盤を解明し、臨床家の疑問、要望に応えることができる基礎研究、2)リアルワールドデータや探索的研究により、新たな診断治療法を臨床家に還元できる臨床研究、を行い、世界の消化器病学、肝臓病学をリードしていきたいと思います

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私たちの教室の理念は“消化器病学を極めよう。そして、患者、社会に貢献しよう”です。理念を共有する医局員が一丸となり、臨床、教育、研究を通じて、本邦はもとより世界中の患者、そして社会に貢献できるよう、引き続き努力して参りたいと思います。

2022年9月1日

教室の理念

消化器病学を極めよう。
そして、患者、社会に貢献しよう。

ビジョン

研究 オリジナルな仕事をしよう。
臨床 医療を通じて患者、社会に貢献しよう。
教育 切磋琢磨し、自ら成長する教育研修を実践しよう。

ミッション

研究
疾病発症の分子基盤を解明し、新たな診断、治療法を開発しよう。
常に最新の分子生物学的技術を用いて臨床家の疑問、要望に応えよう。
リアルワールドデータを臨床家に還元しよう。
探索的臨床研究を推進し、新たな診断治療法を世界に発信しよう。
世界の消化器病学、肝臓病学をリードしよう。

臨床
消化器専門医である前に内科医であろう。
全人的な医療を提供しよう。
常に最先端の知識、技術で患者の診断治療にあたろう。
消化器疾患の高難度治療を牽引していこう。

教育
ベッドサイドでの医療面接、診察を重視しよう。
論文、学会を通じ、常に最高レベルの医学知識を得よう。
最新、最高の消化器内視鏡技術を研修しよう。
世界最先端の肝胆膵領域の診断、治療技術を研修しよう。

社会貢献
世界の肝炎ウイルス撲滅に貢献しよう。
国際貢献ができる内科医になろう。

教授挨拶

教室の歴史