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【原著論文】当科との共同研究による研究論文がHepatology Communicationsに掲載されました
2024年1月18日
本多研究室より研究論文がHepatology Communicationsに掲載されました
B型肝炎に対する抗ウイルス薬TDF(テノホビル アラフェナミドフマル酸塩)投与がETV(エンテカビル)投与に比し、肝癌発生率が少ないとする報告があるが、その理由は不明でした。今回、ADF、TDF、TAFのヌクレオチドアナログがLMD,ETVのヌクレオシドアナログと異なり、癌細胞の増殖シグナルを抑制する作用を有することを初めて明らかにしました。その機序としてヌクレオチドアナログがインスリンレセプターやEGFRの自己リン酸化を抑制して、細胞増殖を直接抑制している可能性が示されました。
詳細は以下より、
Nucleos(t)ide analogs for hepatitis B virus infection differentially regulate the growth factor signaling in hepatocytes
Ryogo Shimizu, Kazuhisa Murai, Kensuke Tanaka, Yuga Sato, Naho Takeda, Saki Nakasyo, Takayoshi Shirasaki, Kazunori Kawaguchi, Tetsuro Shimakami, Kouki Nio, Yuki Nakaya, Harumi Kagiwada, Katsuhisa Horimoto, Masashi Mizokami, Shuichi Kaneko, Kazumoto Murata, Taro Yamashita, Masao Honda