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医学部生・初期研修医のみなさんへ

新“医局研修”宣言
臨床研修は、医者の一生を左右する大切な期間です。
私たちは旧来の医局制度にしばられた研修の形を打ち破り、皆様の成長と活躍を、本気で応援することを宣言します。

医局長 高村 雅之

医局研修の欠点、克服します

写真:医局長 高村 雅之

こんにちは。医局長の高村です。
ここでは当教室の内科専門医研修について説明します。初期研修終了後、当教室で内科専門医研修を受ける医師は、原則として1年目が大学病院で、2年目以降が関連病院での研修となります。大学病院での研修では、自分が選択した専門領域を6ヶ月ローテートする以外に、内科医として重要な、「generalに患者さんを診ることができるようになること」を目的として、専門領域以外の全科を同じく6か月かけてローテートします。この間、研修医が患者さんひとりひとりとじっくり向き合えるよう、主治医として担当する入院患者数は4-5人に制限しています。各科をローテート中は、それぞれの科で専門医が指導医としてマンツーマンで教育に当たりますが、多くの患者さんが多臓器にまたがる疾患を抱えていることが多く、研修医は関連する各科のカンファレンスで多くの専門医からの指導を受けることができます。さらに、当教室では医師としての研修以外に、人材育成のための様々な教育プログラムを用意しています。詳しい研修内容については、当教室の研修プログラムの項をご覧ください。

未来への選択肢がここにある

さて、当教室での内科専門医研修のゴールはただひとつです。
研修医のみなさんに、ここで内科を専門とする臨床医として必要な実力を身につけ、将来への足掛りをしっかりと築いてもらうことです。昨今、専門医の資格取得のためには、高度な医療技術を持った専門病院で一定期間、臨床経験を積むことが義務付けられています。当教室では平成18年度から、研修医が内科認定医・専門医はもちろんのこと、各内科専門医の資格取得に必要な研修プログラムを、自分自身で効率的にデザインできるようにしています。先に述べた大学病院での1年間の内科専門医研修の間に、将来自分が選択する専門領域を決めてもらっています。2年目以降は、最終的に自分が選択した専門領域の研修をさらに深化させる目的で、専門医教育を受けるのに適した関連病院での研修が始まります。関連病院には北陸を中心として、約30の地域基幹病院を用意しています。専門医資格の取得はもちろん、多臓器にわたる内科疾患を高い専門性をもって診療できる実力が自然と身に付くカリキュラムとなっています。またこうした臨床研修の他に、臨床研究にも触れて貰っています。常に最新の医療を患者さんに提供するためには、より効率的に最新の論文を読みこなし、学会にも参加して知識の吸収を維持しなくてはなりません。臨床研究を通して、こうした臨床医としての基礎を構築することを研修期間の目標にしています。

当科での内科専門医研修後には、臓器別専門内科医としての限りない選択肢が広がっています。
進みたい専門分野が決まっている人も、まだ迷っている人も、満足できる第一歩がここで踏み出せると思います。

医師として一生を過ごすということ

みなさんはいま医師人生の入り口に立っています。これから何十年も医師として活動していく中で、医療現場はもちろんのこと、自分の健康や家庭などにおいても多くの困難に直面することと思います。そんなとき支えとなるのは、研修時代に共に過ごした仲間や、お世話になった恩師の存在です。
研修期間における医師としての知識・技術の向上は、適切なプログラムの選択や自分自身の努力によって得ることができます。しかしながら、研修期間における人との出会いや経験は、研修先の環境によって大きく変わります。そしてそのことの方が、みなさんの医師としての生き様を左右することがあります。当教室で指導にあたる医師は、みなさんの教育者であるとともに、同じ釜の飯を食った仲間でもあり、また、長い医師人生における信頼できる相談相手でもありたいと願っています。自分自身の30年、あるいは40年先の医師としての活躍を頭に思い描き、北陸随一の医師数を誇る当教室で多くの先輩、同輩、後輩と出会って楽しく有意義な研修期間を過ごして下さい。


平成27年度卒後3年 後期研修医 木谷佐央理

写真:平成27年度卒後3年 後期研修医 木谷佐中理

後期研修医の木谷佐央理です。金沢医療センター、金沢大学附属病院で初期臨床研修を行いました。昨年4月からは第一内科に入局し、4つの研究室をローテーションしながら、日々多くのことを学ばせていただいております。1つ1つのプロブレムリストについて、原因を精査し、加療方針を決定するプロセスは多々悩まされますが、上級医の先生方からの熱心なご指導のもと、病態を多面的にとらえる内科の魅力を感じております。最先端の臨床、研究についても触れる機会が多く、同期とも学びあいながら内科の研修を行う最適な場と考えます。ぜひ、興味のある方は一度見学にいらしてください。お待ちしています。

平成27年度卒後3年 後期研修医 小林拓

写真:ほげ

後期研修医の小林拓です。私は富山県立中央病院で2年間研修を積み、第一内科へ入局しました。大学5年生の実習で内科志望と決めた私は、内科医を目指すなら第一内科しかないだろうと勝手ながらに思い、6年生の時に入局を決めていました。富山県立中央病院で出会った第一内科の先生方からは、厳しくそして手厚くご指導頂き、学生時代の決心を全く揺るがすことなく3年目の後期研修医として金沢大学附属病院へとやってきました。3年目が始まったころは、慣れないカンファレンスに戸惑うことが多く、苦しむ時間が長かったように思います。しかしながら、その苦しんだ時間があるおかげで、現在身についている知識が1年前よりも格段に増えていると実感しています。

第一内科には4つの専門科があるため、後期研修医は4つの科をローテートします。4つの科それぞれで専門知識を学ぶことは当然大事ですが、それ以上に4つの科の先生方と関係を構築できる点も私は重要と考えています。自分の専門科だけでは見えてこなかった視点で、他の先生方からご意見を頂ける点は非常に意義のあることだと思っています。

内科医として、まだまだ未熟なところが多いですが、1年前の自分と比べれば確実に成長したと実感しています。第一内科の先生方からのご指導の賜物であることは間違いありません。内科医を目指している方、是非一度、第一内科を見学しに来てください。

平成25年度卒後3年 後期研修医 山口かおり

写真:平成25年度卒後3年 後期研修医 山口かおり

私は、2年間の初期研修を富山県立中央病院で過ごし、その後1年間は、金沢大学第一内科で後期研修医として過ごしました。
私が目標とする医師像は『患者さんの人生に関わりながら、その患者さんにとって最善の医療を提供できる医師』です。また、第一内科に入局した理由のひとつは、専門性を持ちつつ、多臓器にまたがる内科疾患を診療できるようになるステップがしっかりと構築されているということです。これは私が医師としての目標を達成する上で、必要と考える理念とまさに一致していました。
しかし、入局当初は自分が本当に内科医として一人前になることができるのか?という不安がしばしば頭をよぎりました。研修を重ねながら、専門的な知識や手技はもちろんのこと、その他の内科疾患の基礎的な知識から最新の話題まで、同期のみんなと共有しました。また、自分のロールモデルとなる指導医からは、今後医師として取り組むべき姿勢を学ぶことができました。
今振り返ると、様々な経験をすることができる第一内科に入局して良かったと思います。ここでは実際に入局して私が感じた第一内科の魅力をご紹介します。

(1)同期の仲間が多いこと

仕事での悩みや嬉しいこと、楽しいことを一緒に共有しあえる仲間がいることは大きな支えとなります。私自身、とても心強く感じました。

(2)屋根瓦方式の教育体制

後期研修医になれば主治医として患者さんを診ることになります。これは初期研修医の時とは大きく異なり、やり甲斐を感じると同時に責任も重くなります。しかし、後期研修医ひとりでは未熟なところがあります。第一内科では後期研修医に指導医がつき、日々のマンツーマンでの指導を受けることで、自分の知識アップと患者さんへの最善の医療が提供できるようになります。また毎週行われる各研究室のカンファレンスや回診で、方針を上級医とともに検討します。私の場合は、上級医の的確なアドバイスですごく勉強になりました。
また、ローテートしてくる初期研修医や、医学部生にとっては後期研修医が指導する立場となります。後輩たちの鋭い質問に感心させられることもありますが、教えることで自分たちのスキルアップにも繋がっていく体制になっています。

(3)朝カンファレンス

第一内科では、前日に入院した症例について毎朝カンファレンスを行っています。あらゆる症例を医局のみんなとディスカッションすることで、最良の医療を提供することに加え、私たちの知識や診療の幅が広がるスタイルができています。後期研修医にとってはプレゼンテーション能力が鍛えられる場でもあり、非常に貴重な時間です。

(4)総合内科としての診療

大学病院に入院される患者さんのほとんどは、自分の専門分野以外にも様々なプロブレムがあります。そのため、専門分野だけをみているだけでは患者さんを良くすることはできません。私の専門は腎臓・リウマチ膠原病内科ですが、悪性腫瘍や虚血性心疾患、糖尿病など多岐にわたるプロブレムをお持ちの方が多く、専門的な管理が必要なこともしばしばあります。自分で勉強するだけでは限界がありますが、各研究室のカンファレンスで各専門医からのアドバイスをすぐに得られる環境にあり、自信を持って診療を行うことができたと思います。

(5)ローテーション

後期研修医は、自分の専門分野以外に各研究室を6ヶ月間ローテートすることになっています。これによって、内科医として必要な一般的知識はもちろんのこと、多角的に診療する能力が育成されると思います。私も各研究室をローテートしましたが、各専門分野の知識とともに先生方とのつながりも深まり、良い経験をさせてもらいました。

このように、第一内科の魅力をいくつかご紹介しましたが、これだけでは言い尽くせない良いところが他にも沢山あります。第一内科に少しでも興味をもたれている方々は、是非体験してみてください。

平成25年度卒後3年 後期研修医 清島淳

写真:平成25年度卒後3年 後期研修医 清島淳

僕は大学卒業後、市中病院で初期研修医として2年間を過ごした後、消化器内科として研鑚を積むべく金沢大学金沢大学大学院先進予防医学研究科(システム生物学分野)(第一内科)の門を叩きました。
初期研修2年間では救急症例、Common diseseを中心として多くの症例を目の当たりにしましたが、一つの症例に腰を据えて学ぶことは少なかったと思います。第一内科では、一つ一つのプロブレムに対してしっかりと考察していきます。それは、毎日の朝カンファレンス、週1度の各研究室のカンファレンス、カルテ診、回診などに求められ、自然と勉強していくようになります。このような姿勢はこれからどの現場にいっても必ず必要となってくると思いますし、内科医としての基本だと思います。また、学会発表や論文作成に携わる機会もあり、大学病院ならではのアカデミックな研修が可能です。

消化器内科としては、肝細胞癌や肝炎ウィルスに対する新しい治療薬の導入、炎症性腸疾患など多様な症例の担当となり、市中病院では見ることの少ない急性肝炎や重症急性膵炎などの重症例を診ることができます。また消化器内科では指導医が2~3か月毎に代わるシステムをとっており、一つの領域に偏ることなく研修をすることができ、考え方や知識の幅も広がります。手技においては、ほぼ毎日、上下部消化管内視鏡や腹部超音波検査をします。上級医指導の下、EVLやEMR、ERCPなどのトレーニングも可能です。そして毎週金曜日には研修医の撮影した内視鏡画像を内視鏡チーム全員でチェックして頂いてアドバイスをもらい、技術と目の両方を養います。
充実した設備、豊富な症例、自由度の高い研修、応援してくれる指導医、そして何より、互いに切磋琢磨できる仲間、すべてがそろっています。長く続く医者人生の中でも専門医への第一歩、是非第一内科で踏み出してみませんか。

平成25年度卒後3年 後期研修医 本道俊一郎

写真:平成25年度卒後3年 後期研修医 本道俊一郎

第一内科を一言で言うと、医師としての可能性を広げる場所だと思います。広い視野で全人的な医療を行う、内科医として専門分野への強さだけでなく、generalにも強い医師を多数輩出しているのが、この第一内科です。第一内科は消化器内科、循環器内科、腎臓内科、代謝内科の4つの研究室に分かれており、それぞれが高い専門性を持っていますが、共通して言えることは、これからの時代を担う若い医師への教育に力を注いでいること、また各専門分野を追及することと同じくらい内科医として幅広い知識と技術を習得することに熱心であることです。

私が所属する循環器内科では3年目から主治医として主体的に診療にあたります。重症患者や急変時には不安や恐怖心に苛まれることもありますが、1つの循環器チームとして上級医の先生方や同期がいつも近くで支えてくれます。心臓は命に直結する臓器であり、患者さんを救えたと強く実感できる点も循環器内科のやりがいのあるところだと思います。
よく先輩方からは「HEART」を守るのが循環器医の仕事と言われます。ここでいうHEARTとは臓器としての心臓だけではありません。心臓を治療するだけでなく、病気になって不安でいっぱいの患者さん、そして患者さんの回復を願う家族や友人、そんな方々の心を守るのも循環器医の仕事なのです。第一内科の先生方はこのような熱い気持ちを持った先生が多数いらっしゃいます。少しでも興味を持たれた方は是非一度見学にいらしてください。近い将来皆さんと一緒に働ける日を心待ちにしています。

平成25年度卒後3年 後期研修医 中川浩実

写真:平成25年度卒後3年 後期研修医 中川浩実

はじめまして。第一内科後期研修医の中川浩実です。私は大阪出身で、医学部に入ったのは30歳を超えてからです。大分大学を卒業し、金沢医療センターで初期研修を行いました。そこでの代謝内科の指導医の先生が同じく大分大学出身で第一内科のOBでした。初期研修医のときにできた人脈や縁から、自然と金沢大学第一内科に入局することになりました。とくに何か深く考えて入局したわけではありません。どんなところかも、入るまでは知りませんでした。
第一内科に入局してからの一年間を振り返ると、4月のうちは慣れないことが多く大変でした。回診やカンファは治療方針を決定する重要な場ですから、ポイントを上手く伝えてどのような診療が妥当なのかを示し、承諾を得ねばなりません。最初から上手くは行きませんが、先輩方の指導や、同期と助け合いながら、少しずつ要領を得てなんとか1年間やってきました。第一内科は最初から優秀な人たちだけが集まる場所ではないと思います。自分のような平凡な人間でも底上げされる環境があり、自分の成長を実感できる場所だと思います。
各科をローテートしているときの指導医の先生、最初は恐ろしくておっかないと思っていましたが、実は意外に気さくで教育熱心なひとが多いです。一緒に第一内科で成長してみませんか。

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