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炎症性腸疾患
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当科では、炎症性腸疾患(Inflammatory bowel disease; IBD)の診療ならびに研究を積極的に行っています。IBDとは、原因不明の腸管の慢性炎症性疾患であり、潰瘍性大腸炎、クローン病、腸管ベーチェット病などの疾患が診療対象になります。IBDの患者数は近年増加傾向にあり、本邦だけで20万人を超える方が罹患しています。若年から発症する可能性があり、就学、就労、結婚、妊娠、出産といったライフイベントに際して、専門的なマネージメントが必要になります。また、高齢化社会に伴い、高齢発症のIBDも問題となっています。これらのニーズに応えるため、当科では病態解明や新規治療に関する基礎研究や臨床研究を行ったり、全国の多施設共同研究や新薬開発の治験にも積極的に参加しています。患者数の増加に比して、IBDを専門的に診療できる医師がまだまだ不足していますので、IBD診療に興味のある若い医師や学生の皆様は、ぜひ見学や研修に来ていただければと思います。随時受け付けておりますので、気軽に当科までご連絡いただければと思います。
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